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2010年4月27日 (火)

すべての TypePad ビジネスのアカウントが OpenID になりました

OpenID は米国 Six Apart, Ltd. にて開発され公開された技術

4月13日のリリースにて、TypePad ビジネス に機能を追加して、TypePad ビジネスのブログ URL (例えば http://biz.lekumo.biz ) を、OpenID として利用できるようになりました。

例えば Movable Type で作成されたサイトのブログ記事にコメントするときに、ユーザー自身の TypePad ブログの URL を入力して、TypePad にログインした上で、自分がその URL (OpenID) の所有者であることを宣言した上で、コメントを投稿することができます key

MTQ に OpenID を使ってログイン

  • TypePad ビジネスの OpenID
  • OpenID はこんなに便利
  • TypePad ビジネス OpenID の使い方
  • MTQ 以外の OpenID 対応サイトへのログイン
  • OpenID はシックス・アパートが開発し業界に普及させた技術です

TypePad ビジネスの OpenID

TypePad ビジネスのすべてのアカウントは自動的に OpenID として利用できます。アカウントの設定でサイト全体をドメインマッピングしている場合には、そのサイトの URL が OpenID となります。サイト全体をドメインマッピングしていない場合は、アカウントで所有している TypePad のドメイン(例: http://biz.lekumo.biz や http://example.weblogs.jp) がアカウントの OpenID です。(注1)(注2)(注3)

無料ゲスト登録をして、他のアカウントが所有しているブログの共同オーナー、投稿者またはゲスト投稿者として TypePad ビジネスにアカウントを持っている場合の OpenID は http://www.typepad.jp/t/app/openid?id=<自分のユーザーID> です。

OpenID はこんなに便利

自分の TypePad ビジネスのブログ URL が OpenID になることで、他の OpenID 対応サイトを利用するときに必要なユーザー登録の手間を大幅に削減できます。以下の使い方の例で解説するとおり、TypePad ビジネスにすでに登録してある情報 (自分のニックネームやメールアドレスなど) を別のサイトに登録しなおさなくても、OpenID 対応サイト同士のやりとりで自動的に登録情報を補完することができる仕組みになっています。もちろん送信したくない情報を送信しないようにする仕組みも用意されています。

Yahoo! Japan や mixi、そしてもちろんシックス・アパートが提供する個人向け TypePad など、多くの有名サイトでも OpenID が提供されていますが、これらのアカウントは個人用途で登録されていて、TypePad ビジネスのアカウントはビジネス用途で利用されている方も多いことでしょう。個人としての自分の ID とは別に、ビジネスで利用する ID として TypePad ビジネスの登録アカウントを利用できます。

OpenID には、自分の情報をまとめた場所を指す URL を自分の ID として利用できることで、ID 情報を一括管理できるというメリットがあると同時に、個人としての自分と会社の代表としての自分など、自分が持っている様々な顔を表す ID を別々に分散管理できるというメリットがあるのです。

OpenID について詳しくは、シックス・アパートの解説「OpenID とは?」、OpenID Foundation のホームページ (英文)、およびOpenID ファウンデーション ジャパンのホームページをご覧ください。

それでは実際に TypePad ビジネス を使った OpenID 対応サイトへのログイン方法をご紹介していきます。

TypePad ビジネス OpenID の使い方

シックス・アパートが管理、運営している MTQ という Movable Type 5 ユーザーのためのコミュニティサイトがあります ( MTQ について )。Movable Type ユーザー同士のコミュニケーションが中心ですが、上級者テンプレートでのテンプレートタグの使い方など、TypePad ビジネスを利用している皆さんにも役に立つ情報がたくさん飛び交っています。

MTQ では、以下の手順で TypePad ビジネスアカウントでログインしてコメントを投稿したり、トピックに投票したりしてディスカッションに参加できるようになっています。

  1. MTQ の URL を開きます。
    downwardright http://communities.movabletype.jp/
  2. 画面右上にある「ログイン」リンクをクリックします。
    するとサインイン画面へ移動します。
  3. Mtqscreen350

  4. 右側にあるメニューから「TypePad Business」を選択します。
    するとログインするためのボタンが表示されるので、「TypePad ビジネス でログイン」ボタンをクリックし、TypePad ビジネスのログイン画面へ移動します。
  5. Tpb_mtq350

  6. メールアドレスとパスワードで、TypePad ビジネスにログインします。
  7. Typepadjapan_authlogin350

  8. ログインすると、MTQ に送信するプロフィール情報を選択する画面へ移動します。
    MTQ からはメールアドレスやニックネームなどを送信するように要求されます。メールアドレスは不要ですが、ニックネーム(nickname)はチェックした方がよいでしょう。

    Typepadjapan1businessportal350_2

  9. 「続ける」をクリックします。
    MTQ のサイトへ戻ります。
    nickname にチェックを入れておけば MTQ の右上に TypePad ビジネスに登録しておいたニックネームが表示されます。

    Loggedin1withtpbmtqmovabletype

これで、TypePad ビジネス のアカウントで MTQ にログインできました。

コメントを投稿したり、★マークをクリックしてトピックに投票したりするなど、TypePad ビジネスのアカウントを使って MTQ に参加してみてください。

MTQ 以外の OpenID 対応サイトへのログイン

MTQ では、TypePad ビジネスにログインする専用のボタンが用意されていますが、一般の OpenID 対応サイトへも、TypePad ビジネスのアカウントでログインできます。

OpenID を入力するテキストボックスが表示されたら、TypePad ビジネスのブログ URL (サイト全体をドメインマッピングしている場合はそのドメイン) を入力すれば、ログインできます。また、ブログ URL の代わりに http://www.typepad.jp/t/app/openid を入力しても、ログインすることができます。

招待されて無料登録したゲストアカウントを持っているユーザーはブログ URL を持っていないので、http://www.typepad.jp/t/app/openid を指定して、OpenID 対応サイトにログインしてください。

OpenID はシックス・アパートが開発し、業界に普及させた技術です

OpenID は米国 Six Apart, Ltd. にて開発され、公開された技術です。Movable Type、個人向け TypePad、Vox を含む当社が提供するすべての製品に、何らかの形式で搭載されています。OpenID はその後 OpenID Foundation に権利が移管されました。OpenID ファウンデーション ジャパンにおいて、設立以降現在までシックス・アパートは理事を務めています(設立に関するニュース記事)。

誰もが自由に使える OpenID 技術は国内でも急速に普及し、mixi が2008年に対応、最近では NTT Docomo が対応するなど、インターネットを構成する重要かつ基幹の技術の1つにまで成長しました。

シックス・アパートでは、TypePad ビジネスを通じてこれからも、先進技術を使っていち早くユーザーのニーズに答えるサービスを提供して行きます。ますます機能を拡張する TypePad ビジネスにご期待ください bell

補足

注1: 厳密には、ドメインに #alphanumeric のようなハッシュ値の付いたものが各アカウントの OpenID です。TypePad ビジネスのドメインが退会などなんらかの理由で当初のアカウントとは異なる他のアカウントに利用されるようになった場合でも、そのドメインで表される OpenID は過去にそのドメインを利用していたアカウントとは異なることを示すために、ハッシュ値を付加しています。

注2: ブログで上級者テンプレートを使っている場合:
OpenID ではその仕組み上、TypePad の標準ブログ (ブログ URL またはサイト全体をマッピングしているドメインだけでアクセスするブログ) のメインページ (Main Index Template) に出力される HTML Head 要素の中に、OpenID 対応のための link 要素を出力する必要があります。具体的には、以下の内容を </head>の前に記述します。

<link rel="openid2.local_id" href="<$MTUserSiteURL$>" />
<link rel="openid2.provider" href="<$MTCGIPath$><$MTAppScript$>/openid" />

注3: 標準ブログをパスワード保護している場合:
TypePad の標準ブログ (ブログ URL またはサイト全体をマッピングしているドメインだけでアクセスするブログ) をパスワード保護している場合は、OpenID の特性上、その TypePad アカウントで OpenID を使うことはできません。

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